記者バカ一代 マル秘取材メモで振り返る、昭和&平成「記者会見」裏面史

号泣!大爆笑!居直り!記者会見に見る、昭和・平成史

2022-01-01から1年間の記事一覧

藤原紀香 「娘を守ってやりたい!」母親が涙で訴えた「陣内智則の裏切り」一部始終

平成18年(2006)7月に放送されたドラマ「59番目のプロポーズ」で出会い、その後の猛プッシュにより藤原紀香を射止めることになった…といえば、お笑いタレントの陣内智則である。 当時は「格差婚」と揶揄されながらも、若手芸人と有名女優との結婚が吉本興業…

杉田かおる 「酔って男をホテル連れ込み」で飛び出した、唖然茫然の珍釈明

あろうことか、自身のトークショーで結婚したばかりの夫をつかまえ「口が臭い」だの「一人でトイレにも行けない」と言ってみたり、気に食わないから、と、公衆の面前でブチ切れて「回し蹴りを食らわせた」と告白するなど、言いたい放題──。 それが平成17年(…

KONISHIKI ”ベタ惚れ妻”との電撃離婚で言葉を濁した「具体的な理由」

当時、人気モデルとして活躍していたSさんと、平成4年(1992)2月に新高輪プリンスホテルで結婚披露宴を開いた、元大関KONISHIKI。 披露宴には、各界から1600人が出席。その費用は6000万円とも言われ、当日もテレビ中継される一大イベントだった。 KONISHIKI…

インパルス堤下敦 仏の顔も三度まで…3度の交通事故で失った大きすぎる代償

「二度あることは三度ある」とは、よく言ったものである。 睡眠導入剤を飲んで車を運転したとして、警視庁は今年11月2日、お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦を、道路交通法違反(過労運転)容疑で東京地検に書類送検した。 堤下は同6月14日午後2時頃、東京…

宮崎美子 TVディレクターと「阪神が優勝したら挙式」も、わずか1年4か月で破局の理由…

知的な女優としてクイズ番組などで頻繁に見かけるのが、宮崎美子だ。 熊本大学法学部卒の経歴に加え、癒やし系の笑顔で親しまれる。令和2(2020)10月には芸能生活40周年を記念し、還暦水着ショットが掲載されたカレンダー&フォトブックを発売。 すると、な…

あき竹城 毒舌料理人との「プロレス的交際宣言」を覆す「ビックリ婚」

「炎の体育会TV」(TBS系)をはじめ、「秘密のケンミンSHOW極」(日本テレビ系)などで、お馴染みだったあき竹城さんが、12月15日に亡くなっていた。 あきさんは2年ほど前から大腸ガンを患い、闘病していたというが、この秋に病状が悪化。本人の希望もあって…

太川陽介 「妻に不貞疑惑」に笑顔でルイルイポーズを決めた、言い知れぬ違和感

世間では「神対応」などと言われたものだが、筆者には、全くの違和感しかなかった会見…それが、妻の不貞疑惑が報道された後、「誰が聞いたってクロだと思いますけどね」と笑いながら、「(本人から)細かく聞いているよ。事情聴取みたいに3時間、4時間」と詳…

古谷一行 セクシー女優との”京都の一夜”「不貞は事実です」告白に集まった、同情の不思議顛末

不貞がばれた場合、何とか言い逃れしようとウソをつき、結果、ボロが出てさらにひんしゅくを買う、というパターンは世の常だ。 ところが、「まあ、ヤッちゃったのはしょうがないけど、相手が悪かったよなあ」と、世間の同情を買うことになったのが、92年4月…

梅宮辰夫 5年越しで「アンナ奪還」スポーツ紙に踊った「男泣き!」の文字

ペア写真集を発売するなど、「平成のバカップル」という称号で呼ばれることもあった羽賀研二と梅宮アンナ。 2人が夫婦同然だった5年間の生活にピリオドを打つことを発表し、アンナの父で俳優の梅宮辰夫がTBSで記者会見に臨んだのは、平成11年(1999)3月9日…

華原朋美 復帰会見での「爆弾発言」連発に所属事務所が「聞いてないよ~」の仰天騒動

筆者は高校時代、サッカー部に所属していた。 したがって、社会人になってからも、脚力には多少の自信を持っていた。 しかし、あの記者会見前の全力疾走はさすがに堪えた。 それが平成11年(1999)6月17日、静岡県御殿場で行われた華原朋美の復帰報告会見で…

泉ピン子 これぞ大芝居!夫の不貞で突然読み上げた「バースデーカード」

やっぱり、あの号泣会見は大ウソだったようだ。 泉ピン子が人間ドックの担当医で4歳年下のT氏と、彼の両親の大反対を押し切り極秘入籍したのは、平成元年(1989)7月。 当時、大分にあるT氏の実家を訪ねると、母親は「息子はあの女に奪われたんです。だから…

菅野美穂 「CM消滅リスク」を背負い、あえてヘアヌードになった理由とは?

「芸能界の自分と日常の自分との間にギャップがあり、自分を見失いかけていて。でも、考えても考えても、答えが出なくて。で、1年以上前から、10代の頃の価値観や経験を忘れないように、自分のいいところも悪いところも、写真という記録に残しておきたいと思…

酒井法子 メイクを整え「時間は10分」「質問はNG」に400人報道陣が大ブーイング

かつては清純派アイドルとして人気だった、のりピーこと、酒井法子が、夫とともに薬物を所持していたとして逮捕されたのは、平成21年(2009)8月8日だった。 起訴された彼女が41日ぶりに保釈となり、警視庁湾岸署に姿を現したのが9月17日。 報道陣に対し、深…

元Wink鈴木早智子  お色気ビデオ発売も「報道陣たった20人」のシラケた質疑応答

当然のことだが、記者会見に集まる報道陣の数は、そこで扱われる「ネタ」の大きさや、登場人物の知名度により左右される。 つまり、そのどちらもがない場合は、事前にいくらリリースを出しても、報道関係者が大挙して詰めかける、などいうことはない。 平成2…

宮崎駿監督 「オオカミ少年発言」にファンが歓喜した「引退撤回」の歴史

「何度もやめると言ってきた人間ですが、今回は本気です」 平成25年(2013)9月6日、アニメ界の巨匠で「スタジオジブリ」の宮崎駿監督が、都内のホテルで記者会見を開き、こう言って引退を表明した。 これまで幾度となく引退をほのめかしてきた宮崎氏だった…

笑福亭鶴瓶 生放送で「開チン」騒動勃発! 名誉挽回で読み上げた「5つの誓い」

近年はNHKの「家族に乾杯」に出演するなど、すっかり穏やかなイメージが定着した笑福亭鶴瓶。 だが、かつては過激なトークや物を壊すなどの大暴走で、某テレビ局を出入り禁止になるなど、なかなかのヤンチャぶりで知られていた。 そんな鶴瓶が起こした有名な…

江角マキコ 「年金未納」を嗤った国会議員「返り血」バカ騒動の顛末

口は禍の元と言われるが、ひとりの芸能人が行った謝罪会見での発言がその後、政界にも飛び火し、なんと当時の内閣官房長官と野党党首が辞任に追い込まれる大騒動に発展したことがある。 それが、平成16年(2004)3月26日、東京・赤坂のホテルで行われた江角…

荻野目慶子 「不貞相手が自分の部屋で自死」記者会見が語った「女の情念」

いいか悪いかは別にして、とりあえず自分が置かれている立場にいったんけじめをつける。実は、そんな再出発の場所として記者会見が利用されるケースは少なくない。 ただし、それが大スキャンダルの後、ということになると、そこに座らされる人物にとっては「…

小向美奈子 「薬物裁判」で始まった「AV争奪戦」の高額ギャラ、そのお値段とは…

「同じ過ちは繰り返しません。反省しています」 平成21年(2009)2月26日、東京地裁前。 薬物逮捕によって懲役1年、執行猶予3年を言い渡された元グラドル・小向美奈子は、集まった報道陣を前に、そう言って目を伏せた。 小向はこの年の1月22日、午後8時過ぎ…

松田聖子 前のめりのレポーターを駆逐した「離婚疑惑対応」の職人ワザ

私は一時期、女性週刊誌で松田聖子の番記者をしていた。 したがって、言い方は悪いのだが、彼女の記者会見を「嫌というほど」取材してきた。 だからこそ痛感するのが、彼女の芸能マスコミを巧みに誘導する力。 つまり、聖子は自分がどう動けばマスコミがどう…

中村勘三郎 記者会見では憤ったけど…宮沢りえ「コップでケガ」説明が不可解な「実証実験」

「週刊誌に書いてあることなんて、みんなウソだからね、これ、全部放送してよ」 平成6年(1994)9月27日、京都・太秦の撮影所で時代劇の撮影に臨んでいた中村勘九郎(当時)は、武者姿のまま記者会見を開き、一気呵成にそうまくしたてた。 コトの起こりは、9…

ボビー・オロゴン 暴行&大乱闘&年齢詐称… 2度頭を下げた謝罪風景

かつては「YOUは何しに日本へ?」(テレビ東京系)のナレーションのほか、バラエティー番組に出ずっぱりの、ナイジェリア出身のタレントで格闘家といえば、ボビー・オロゴンである。 そんなボビーがさいたま市内の自宅で、同居していた妻からのDV通報により…

伊丹十三 映画「ミンボーの女」公開直後、刃物で襲撃され「マンホール大の血の池」の衝撃

衝撃事件の生々しい真相が、直接本人の口から語られる──。それも、記者会見ならではの特徴かもしれない。 平成7年(1995)5月22日夜、映画「ミンボーの女」を公開したばかりの伊丹十三監督が、自宅近くで3人組の暴漢から鋭利な刃物で襲撃され、重傷を負った…

広末涼子 記者会見で見せた「異変」 謎の涙と支離滅裂な答えで騒然となり…

表情やしぐさ、さらに息づかいなど、記者会見にはその瞬間がリアルにテレビに映し出される。 そのため、その人物が胸の奥にしまい込んだ問題や苦悩が、ふと浮かび上がることも少なくない。 平成13年(2001)5月1日。 「レオン」の世界的ヒットなどで知られる…

野際陽子 「円満離婚会見」退席時に、元夫・千葉真一が見せた「ド素人の手つき」

夫婦揃って離婚会見を行う場合、「慰謝料なし」などと、いくら笑顔で「円満」をアピールしても、ちょっとしたぎこちなさから、2人の間にできた埋められない溝が見え隠れするケースがある。 平成6年(1994)2月7日、21年間の結婚生活にピリオドを打った千葉真…

野沢直子 「休業宣言」で封印したかった元恋人ロックシンガーの動向

「4月から1、2年の間、全ての仕事を休ませてもらいます」 当時、5本のレギュラー番組を抱える売れっ子タレントだった野沢直子が「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で突然、休業を宣言。 平成3年(1991)2月27日のことだった。 番組終了後、記者会見に臨ん…

岩下志麻 吉永小百合との「2大映画女優」のレズ・シーンとプライドの「火花」

背中に刺青、懐にはピストル。くわえタバコでブランデーをあおり、「あほんだら、撃てるもんなら撃ってみい!」と啖呵を切るその姿は、どこから見ても筋金入りの極道一家の姐さんだ。 80年代後半から90年代にかけて「極妻」ブームを巻き起こし、16作までシリ…

ミッチーVSサッチー ワイドショーを連日賑わせた「罵りっぱなし大バトル3年」の決着

かつて情報番組「ブロードキャスター」(TBS系)で人気だったコーナー「お父さんのためのワイドショー講座」。 毎週放送されたワイドショーでの放送時間をランキングしたこの企画で、長期にわたり上位をキープしていたのが、「ミッチー」浅香光代と「サッチ…

林葉直子 「失踪事件」で語った不可解な理由とその後始まった壮絶半生

将棋ブームと言われる昨今だが、90年代にも「将棋界のアイドル」として、ブームに大きく貢献した女流棋士がいた。 それが、のちに不貞やヘア写真集、整形、自己破産、余命宣告などなど、世間を騒がせることになった林葉直子である。 11歳で女流アマ名人、14…

寺島しのぶ 「ありとあらゆる手でオトした」フランス人の子持ち夫の素顔

市川團十郎とともに、歌舞伎界を代表する名門として知られる梨園の大名跡は、尾上菊五郎。七代目菊五郎を父に持ち、昭和の仁侠映画で人気を博した女優・富司純子を母に持つのが、寺島しのぶである。 男子しか名跡を継げない歌舞伎の世界に生まれ、そんな梨園…