記者バカ一代 マル秘取材メモで振り返る、昭和&平成「記者会見」裏面史

号泣!大爆笑!居直り!記者会見に見る、昭和・平成史

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高岡早紀 元夫・保阪尚希を「この屈辱は許せない」と憤激させた、布袋寅泰の不貞キス騒動

芸能人が記者会見を開く際の連絡が、芸能プロダクションからのファックス、というのが常だった時代のことだ。 届いたファックスに、事前に質問事項を記入。用紙を返信して会見に臨んだのが、平成16年(2004)7月1日に行われた、高岡早紀の夫、保阪尚希のそれ…

蛭子能収 「そのまま動くな!」麻雀賭博の逮捕現場を爆笑「ザンゲ実況」の一部始終

他の人がやっていても見つからないのに、その人が何かやると、不思議と必ずバレてしまう。世の中には、そんな「間が悪い人」というのが存在するものだ。 平成10年(1998)11月、賭け麻雀容疑で逮捕され、12月2日夜、本人曰く「人生初」の記者会見を開くこと…

吉永小百合 「映倫にもサユリストは多いからね」映画「天国の駅」濡れ場がカットされた驚くべき裏事情

昭和59年(1984)6月に全国で公開され、大きな話題を呼んだ映画「天国の駅」。 その制作発表会見がその年の1月23日に東映本社で行われ、主演の吉永小百合と、百恵夫人が妊娠中という三浦友和が出席した。 この映画は、その美しさゆえに運命の歯車が狂い、2人…

西城秀樹 平衡感覚がゼロに…「2度の脳梗塞」、苛烈リハビリ後に立った夢のステージ

平成24年(2012)8月26日、日本テレビ系で放送された「24時間テレビ35 愛は地球を救う」。 そのメイン会場となった日本武道館には、アメリカの国旗を彩った衣装に身をまとい、両手を大きく広げながら、往年の大ヒット曲「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」を力強く歌…

YMO「10年振りの新曲発表」のなぜ?と、語られなかった「再結成の動機」

詰めかけた報道陣、音楽関係者の数、およそ500人! 平成5年(1993)4月1日、東京・目白の「ホテル椿山荘東京」で行われた、YMOの「再生記者会見」会場は異様な熱気に包まれていた。 そんな中、いささかポンコツなロボットに促された3人が、「今眠りから覚め…

島倉千代子 乳がん公表で「神様助けて」… そして、「死の3日前にしたためたメッセージ」

昭和30年(1955)3月に「この世の花」でデビュー、いきなり200万枚のミリオンヒットを記録し、あっという間に人気歌手の仲間入りを果たしたのが、当時17歳の島倉千代子だった。 だが、歌手としての栄光の陰には、常に波乱の人生がつきまとっていた。 25歳で…

SPEED 電撃解散でしどろもどろ…島袋寛子の恋愛トラブル発覚の舞台裏

制作発表は別にして、記者会見には何か拠所ないような事案が発生し、マスコミ各社から問い合わせを受けて個別対応ができないため会見となる、というパターンが多い。 特に事案がスキャンダルの場合、記事が出る前に事務所が会見を開くことがある。 本人の口…

松本人志 木村一八を激怒させた「横山やすし一家」をコケにした「不遜ギャグ」の波紋!

「オヤジは、自分は何を言われてもええけど、家族のことを言われたら怒りはる人でした。こっちが『謝れ』言うてから謝りに来るくらいなら、謝ってもらわんでもエエ」 平成8年(1996)1月25日、故・横山やすし(享年51)の初七日法要の後、報道陣の囲み取材に…

若村麻由美 ドロ沼「不貞裁判」から3年…世間を驚かせた「釈尊会会長」とのビックリ婚!

映画「老後の資金がありません」や「科捜研の女 劇場版」(共に令和3年公開)をはじめ、数々のドラマや舞台で活躍する実力派女優、若村麻由美。 そんな彼女が都内のホテルで記者会見を開き、宗教団体「釈尊会」会長の小野兼弘氏との結婚を発表。平成16年(20…

若山富三郎 弟・勝新太郎の薬物逮捕で吐き捨てた「惨めなヤツだ」発言の裏にあった心情

「あれほどの男が恥を忍んで、私に頭を下げてきたんだからね。貸さないわけにはいかないじゃないの!」 以前、取材した浅草「ロック座」名誉会長・齋藤智恵子さんは、こういって苦笑いした。 彼女が言う「あれほどの男」とは、俳優の若山富三郎を指す。 齋藤…

安達祐実 悲痛!爆弾処理班ほか捜査員40名で救急体制「日テレ封筒爆弾事件」の犯人像

これまでに何度か触れたと思うが、80年代のテレビ局は、NHKを除いてほぼ出入りが自由だった。 もちろん、受付もあり、警備員も常駐しているのだが、当時は社名を名乗り、訪問先を告げれば、たいてい入局が可能だった。 そのため、芸能記者になりたてのころは…

チェッカーズ 最愛メンバーの死でも繰り広げられた「ドロ沼の罵倒応酬」の悲劇

昭和58年(1983)に「ギザギザハートの子守唄」でデビューするや、瞬く間にトップバンドに上り詰める。 藤井フミヤを中心とした7人組グループ、チェッカーズだ。 グループでドラムを担当し、クロベエの愛称で親しまれた徳永善也が舌ガンのため死去したのは、…

小森和子 映画評論のレジェンド”おばちゃま”が「400人斬り」男遍歴をアッケラカン告白

現在はお笑いタレントとしてだけでなく、画家や書家、そしてヨガ実践家としても活動する片岡鶴太郎だが、彼がブレイクするきっかけが「小森のおばちゃま」の愛称で親しまれた映画評論家、小森和子のものまねだった。 小森は1909年の生まれというから、明治42…

なべおさみ 「替え玉受験騒動」で、たけしが断言「やかんはダメなら即クビ」

平成3年(1991)4月に世間を騒がせた「明治大学替玉受験合格事件」。 その主役となったのが、タレント・なべおさみの長男で、「たけし軍団」の一員として知られる、なべやかんだった。 大学側が行った受験票と学生証写真の突き合わせにより、二部商学部に合…

北大路欣也 「父親が老人ホーム入居死」美談に「全部デタラメだ!」の罵倒騒動

北大路欣也の父で、「旗本退屈男」などで知られる、昭和を代表する天下御免の大スター、市川右太衛門(享年92)が、老衰のため千葉県館山にある老人保健施設「赤門なのはな館」で亡くなったのは、平成11年(1999)9月16日のことだ。 2日後の18日、記者会見を…

田原俊彦 「ビッグ発言」で始まった事務所不信と、驚きのジャニーズ退職金

当時「マスコミ嫌い」を公言していた田原俊彦が、所属レコード会社の指示で「長女誕生の記者会見」を開いたのは、平成6年(1994)2月17日。 誕生から3日後のことだった。 そんな憤りもあったのだろう。 開口一番、 「今日はお忙しい中、マスコミ嫌いの田原俊…

小島一慶アナ 「外国人女性と密会」「女性スタッフと不貞」相次いで発覚した”奔放下半身”騒動

一昔前、サラリーマン風の男性が小指を立て「私はコレで会社を辞めました」というテレビCMが話題になったことがある。 それを地で行くことになったのが、人気アナウンサー・小島一慶の、外国人女性との「ホテル密会現場」発覚に端を発する騒動だ。 小島は昭…

若人あきら 北朝鮮拉致説も飛び出す⁈ 熱海の海に消えた「大捜査」の「記憶喪失」禅問答

昭和・平成の芸能界には、世間をあっと言わせた怪事件や珍事件が数々あった。 その代表格と言えるのが、当時、郷ひろみのモノマネなどで一世を風靡していた、若人あきら(現・我修院達也)の行方不明事件だろう。 平成3年(1991)3月3日。 家族や知人6人と…

早乙女愛  記者会見でバレた「愛ちゃん」の正体に「結婚相手の元妻が大激怒」の顛末

瓢箪から駒、というたとえがあるが、名が売れている芸能人の場合、記者会見を開いたことで隠し事がバレてしまう、というケースは少なくない。 そのひとつが昭和60年(1985)4月23日、女優・早乙女愛と青年実業家A氏が開いた「婚約発表」記者会見だろう。 早…

泰葉  小朝との「オチなし円満離婚」から一変した「ゲロ呼ばわり」暴露騒動

昭和63年(1988)6月1日、東京・虎ノ門のホテルオークラで行われた挙式・披露宴の後、夫になった春風亭小朝とともにひな壇に並んだ泰葉は満面の笑みで、次のように語った。 「女遊びとか…父を見ていましたから、覚悟はしています。それも打ち明けられる、隠…

萬田久子 ガン病室での最後の言葉は「結婚しよう」彼女が涙した禁断の「事実婚生活」22年

昭和63年(1988)1月28日午後。 私は成田空港の南ウイング16番ゲートの正面にいた。 私を含め、そこに集まった報道陣の数は100人以上。 午後4時5分、「未婚の母」となった萬田久子が黒いコートに身を包み、肩まで伸びた髪をなびかせて、7カ月ぶりに姿を見せ…

田代まさし 人生を狂わせた「ミニにタコ」盗み撮り事件の「その後」

「『耳にタコ』をもじって『ミニにタコができる』っていう(ギャグ映像を)撮りたいなと思って…」 平成12年(2000)9月24日、東急東横線の都立大学駅構内で女性の肌着を盗み撮りしたことが発覚し、10日後に会見を開いた田代の口から飛び出したのが、今も伝説…

ジェームス三木 「関係を持った女性をABCランク付け」で襲ったドロ沼暴露本と離婚劇

可愛さ余って憎さ百倍。 いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。 沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。 ところが平成…

多岐川裕美「興奮するタイプですからね」離婚を決意した「禁断愛」の夫 自死の衝撃!

「(離婚を決意した原因は)価値観の違いです。彼が私にさせたい仕事と、私がやりたいものが違って、そんな会話が家庭にも入り込んできていて…。(夫は)興奮するタイプですからね。私、大声で怒鳴られるの、嫌いなんです。だから、私の心に離婚という気持ち…

横山ノック 「選挙カーで女子大生の下半身に指を…」告発に猛反論 しかし、結果は…

まさに開いた口が塞がらない…。 そんな前代未聞の騒動が勃発したのは、横山ノックが2期目を狙う大阪府知事選の投票日を2日後に控えた、平成6年(1994)4月9日である。 なんと、横山が前日の8日夕方、河内長野市内を遊説中、選挙カーを伴走するワゴン車の後部…