2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧
かつては清純派アイドルとして人気だった、のりピーこと、酒井法子が、夫とともに薬物を所持していたとして逮捕されたのは、平成21年(2009)8月8日だった。 起訴された彼女が41日ぶりに保釈となり、警視庁湾岸署に姿を現したのが9月17日。 報道陣に対し、深…
当然のことだが、記者会見に集まる報道陣の数は、そこで扱われる「ネタ」の大きさや、登場人物の知名度により左右される。 つまり、そのどちらもがない場合は、事前にいくらリリースを出しても、報道関係者が大挙して詰めかける、などいうことはない。 平成2…
「何度もやめると言ってきた人間ですが、今回は本気です」 平成25年(2013)9月6日、アニメ界の巨匠で「スタジオジブリ」の宮崎駿監督が、都内のホテルで記者会見を開き、こう言って引退を表明した。 これまで幾度となく引退をほのめかしてきた宮崎氏だった…
近年はNHKの「家族に乾杯」に出演するなど、すっかり穏やかなイメージが定着した笑福亭鶴瓶。 だが、かつては過激なトークや物を壊すなどの大暴走で、某テレビ局を出入り禁止になるなど、なかなかのヤンチャぶりで知られていた。 そんな鶴瓶が起こした有名な…
口は禍の元と言われるが、ひとりの芸能人が行った謝罪会見での発言がその後、政界にも飛び火し、なんと当時の内閣官房長官と野党党首が辞任に追い込まれる大騒動に発展したことがある。 それが、平成16年(2004)3月26日、東京・赤坂のホテルで行われた江角…
いいか悪いかは別にして、とりあえず自分が置かれている立場にいったんけじめをつける。実は、そんな再出発の場所として記者会見が利用されるケースは少なくない。 ただし、それが大スキャンダルの後、ということになると、そこに座らされる人物にとっては「…
「同じ過ちは繰り返しません。反省しています」 平成21年(2009)2月26日、東京地裁前。 薬物逮捕によって懲役1年、執行猶予3年を言い渡された元グラドル・小向美奈子は、集まった報道陣を前に、そう言って目を伏せた。 小向はこの年の1月22日、午後8時過ぎ…
私は一時期、女性週刊誌で松田聖子の番記者をしていた。 したがって、言い方は悪いのだが、彼女の記者会見を「嫌というほど」取材してきた。 だからこそ痛感するのが、彼女の芸能マスコミを巧みに誘導する力。 つまり、聖子は自分がどう動けばマスコミがどう…
「週刊誌に書いてあることなんて、みんなウソだからね、これ、全部放送してよ」 平成6年(1994)9月27日、京都・太秦の撮影所で時代劇の撮影に臨んでいた中村勘九郎(当時)は、武者姿のまま記者会見を開き、一気呵成にそうまくしたてた。 コトの起こりは、9…
かつては「YOUは何しに日本へ?」(テレビ東京系)のナレーションのほか、バラエティー番組に出ずっぱりの、ナイジェリア出身のタレントで格闘家といえば、ボビー・オロゴンである。 そんなボビーがさいたま市内の自宅で、同居していた妻からのDV通報により…
衝撃事件の生々しい真相が、直接本人の口から語られる──。それも、記者会見ならではの特徴かもしれない。 平成7年(1995)5月22日夜、映画「ミンボーの女」を公開したばかりの伊丹十三監督が、自宅近くで3人組の暴漢から鋭利な刃物で襲撃され、重傷を負った…
表情やしぐさ、さらに息づかいなど、記者会見にはその瞬間がリアルにテレビに映し出される。 そのため、その人物が胸の奥にしまい込んだ問題や苦悩が、ふと浮かび上がることも少なくない。 平成13年(2001)5月1日。 「レオン」の世界的ヒットなどで知られる…
夫婦揃って離婚会見を行う場合、「慰謝料なし」などと、いくら笑顔で「円満」をアピールしても、ちょっとしたぎこちなさから、2人の間にできた埋められない溝が見え隠れするケースがある。 平成6年(1994)2月7日、21年間の結婚生活にピリオドを打った千葉真…
「4月から1、2年の間、全ての仕事を休ませてもらいます」 当時、5本のレギュラー番組を抱える売れっ子タレントだった野沢直子が「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で突然、休業を宣言。 平成3年(1991)2月27日のことだった。 番組終了後、記者会見に臨ん…
背中に刺青、懐にはピストル。くわえタバコでブランデーをあおり、「あほんだら、撃てるもんなら撃ってみい!」と啖呵を切るその姿は、どこから見ても筋金入りの極道一家の姐さんだ。 80年代後半から90年代にかけて「極妻」ブームを巻き起こし、16作までシリ…