記者バカ一代 マル秘取材メモで振り返る、昭和&平成「記者会見」裏面史

号泣!大爆笑!居直り!記者会見に見る、昭和・平成史

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

逸見政孝 「ガン公表」までの「隠密手術」と妻の「土下座」懇願

「本当のことを申し上げます。私が今、侵されている病気の名前、病名は、ガンです」 都内の記者会見場で無数のフラッシュを浴びながら、人気司会者の逸見政孝氏がこんな衝撃告白をしたのは、平成5年(1993)9月6日、午後3時過ぎだった。 当時、ガンは不治の…

森昌子 緊急通報!の「薬物中毒」入院大騒動で始まった「離婚劇」の場外乱闘

「本当に幸せでした。森昌子という歌手にはピリオドを打ちますが、これからは本名の森田昌子、いや森内昌子(森進一の本名の姓)として努力していきます」 昭和61年(1986 )8月24日、東京・東銀座の歌舞伎座で紙吹雪が舞い散る中、ファイナルコンサートを終…

千昌夫 「俺はマスコミのオモチャじゃない!」機材車に潜んで「脱出」の驚愕

数年前、東京・八王子にある高尾山へ山歩きにいった帰り、立ち寄った麓にある健康ランドの「大広間歌謡ショー」出演告知に「千昌夫」の名前を見つけ、驚いたことがある。 歌謡ショーは昼の部(午後1時~)と夜の部(午後6時~)の2 回。前売り券が1200円で、…

ちあきなおみ 夫の死に「わたしも焼いて!」…燃え尽きた「不眠不休のガン看護病室」

〈故人の強い希望により、身内だけで鎮かに送らせていただきました。主人の死を冷静に受け止めるには、まだ当分時間が必要かと思います。皆さまには申し訳ございませんが、静かな時間を過ごさせていただきます様、よろしくお願いいたします ちあきなおみ〉 …

可愛かずみ 衝撃の飛び降り自死!「プロ野球選手の元カレ」の謎と「婚約者登場」

18歳の時、日活映画「セーラー服色情飼育」でデビュー。 80年代にはバラエティー番組「オレたちひょうきん族」や、ドラマ「トライアングル・ブルー」に出演するなど、その愛くるしいキャラで人気だったのは、可愛かずみである。 そんな彼女が、東京・目黒区…

都はるみ 妻子ある男との「事実婚」で「ようやく普通のおばさんに…」吐露

「デビュー20周年の今年で『けじめ』をつけ(本名の)北村春美に戻ることにしました」 会見場となった東京・赤坂の日本コロムビア本社に集まった300人を超える報道陣を前に、開口一番、こう語った都はるみ。 昭和59年(1984)3月5日、この時、36歳。 早すぎ…

石原真理子「涙の不貞告白」から1年後の「全身グルグル巻き」救急搬送劇

「安全地帯」のボーカルだった玉置浩二と、女優・石原真理子との「ただならぬ関係」が発覚したのは、昭和60年(1985)のこと。 玉置にはデビュー前の旭川時代から彼を支え続けた糟糠の妻がいたが、2人は東京・下目黒にある石原のマンションで半同棲生活を送…

美空ひばり 自称「自然治療師」に2000万円…命を削った復活公演の「哀しい嘘」

昭和63年(1988)4月11日、東京ドームでは、美空ひばりの復活コンサートが幕を開けようとしていた。 左右大腿骨骨頭壊死に慢性肝臓病、さらには脾臓肥大という病を患い、一時は再起不能とまで囁かれた、稀代の歌姫。 退院時の「三途の川から戻ってきました。…

吉田拓郎 「口説いてるんだけどスキがない」浅田美代子との「離婚」の陰にいた女優とは

東急田園都市線の某駅からタクシーに乗り「吉田拓郎の家まで」と言うと、当時はほぼ間違いなく連れていってくれたものだ。 昭和58年(1983)6月、私はくだんの駅からタクシーで吉田邸を訪ねた。 当時、吉田は女優の浅田美代子と再婚して6年目。 だが、週刊誌…

江利チエミ 高倉健との「叶えられなかった離婚後の約束」とは

田園都市線の二子玉川駅から徒歩10分ほどにある「報徳寺」。 山門の傍には手を後ろに組んで歌うおさげ髪の少女の石像があり、そこには「テネシー・ワルツ」の音符が刻まれている。 45年の生涯、この曲を歌い続けてきた江利チエミは今、この寺の奥にある墓地…

近藤真彦 母親の遺骨が盗まれ「レコード大賞を辞退しろ。さもなければ…」脅迫の真相

25歳年下の女性社長との5年越しの不倫愛が報じられ、令和3年(2021)、所属するジャニーズ事務所から退所を発表した近藤真彦。 近藤というとすぐ頭に浮かぶ有名な記者会見が、平成元年(1989)12月31日、テレビ朝日で午後10時に突如として行われた中森明菜と…

明石家さんま 元祖「神対応の男」が見せた「恋人募集してくれや」のアドリブ力

昭和63年(1988)9月に電撃入籍し、世間をアッと言わせた明石家さんまと大竹しのぶ。 翌平成元年9月に長女IMALUが誕生するも、4回目となる結婚記念日を目前にした平成4年(1992)9月、正式離婚した。 2人は時間をずらして離婚会見を行ったが、その際、さんま…

桑田佳祐 「挑発?歌詞」に長渕剛が「ケンカをふっかけるなら相手をみろ」の全面戦争

コトの起こりは、桑田佳祐が平成6年(1994)9月に発売したアルバム「孤独の太陽」の中の1曲「すべての歌に懺悔しな!!」の歌詞にあった。 〈TVに出ないと言ったのにドラマの主役にゃ燃えている〉 〈小粋な仮面でどこかパクった小言を連呼する〉 そんなフレ…

佐久間良子と離婚で…平幹二朗に「あなたの『男性問題』が原因か」の禁断質問

インスタグラムやTwitterといったSNSが、まだ姿も形もない昭和、平成の時代。 芸能人の結婚や離婚は、その大半が記者会見により発表されるのが常だった。 そのため、頻繁に記者会見が開かれ、会見の最中には、現代ではおよそ考えられないような、ストレート…

たこ八郎 「たこ、海に帰る」海水浴で溺死した「朝から酩酊」朴訥人生

私がたこ八郎と初めて会ったのは、昭和58年(1983)の冬。 場所は新宿のゴールデン街にある「クラクラ」という店だった。 ここは「はみだし劇場」を主宰する役者の外波山文明が営む店で、たこはこの店の常連。というより、ほぼ毎日この店のカウンターで酒を…

秋吉久美子 「17歳下⇒24歳下」外国人男性を渡り歩いた「すっぱだか生活」

映画「赤ちょうちん」で昭和49年(1974)にデビュー。 「面白くもないのにカメラの前で笑ったり、俳優ってバカみたい」 と発言するなど、個性派女優として人気だった秋吉久美子が、音楽ディレクターと結婚したのは54年(1979)だ。 妊娠中にふと漏らした、 …

大原麗子 「森進一と離婚」の裏で封印された「中絶事件」の真相

平成21年(2009)8月6日、女優の大原麗子(享年62)が自宅で亡くなっているところを発見された。 晩年の彼女はギラン・バレー症候群などのため芸能活動を控え、自宅で過ごすことが多かったという。 しかしそれが孤独死同然だったことで、世間に与える衝撃は…